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北太平洋地域地震火山噴火防災国際ワークショップの開催〔2010/05/12〕

西山火口で有珠山噴火の爪痕を見学

西山火口で有珠山噴火の爪痕を見学

 2010年5月10日~11日の2日間にわたり、北海道大学学術交流会館で、「北太平洋地域地震火山噴火防災国際ワークショップ」が開催されました。主催は北海道大学及び国際科学技術センター、文部科学省共催、当所,気象庁及び国土地理院は後援しました。ワークショップはロシア及びアメリカ合衆国からの参加者13名を含め、北海道大学、気象庁、国土地理院や当所など関係機関、一般の方々を含め総勢70名程度の参加者がありました。
 北海道から千島列島・カムチャッカ・アリューシャン列島・アラスカにいたる北太平洋地域は、世界屈指の地震及び火山噴火活動が活発な地域であり、特にカムチャッカでは頻繁に火山噴火が発生しています。一方で北太平洋地域の上空や沿岸は、アジア諸国と北米・ヨーロッパを結ぶ主要航空路・航路にあたっており、ひとたび火山噴火が発生し火山灰が広範囲に広がれば、航空機や船舶の航行不能など人的被害や経済活動に重大な影響を及ぼします。たとえば,今年4月のに起きたアイスランドの火山噴火とそれによるヨーロッパの航空網の麻痺は記憶に新しいと思います。
 このようなことから、ワークショップでは、地震及び火山噴火の発生メカニズム解明や予測技術に関する調査研究を推進するため、日本、ロシア及びアメリカ合衆国の研究者及び関係機関による最新の研究成果,監視技術・情報発信、観測データの相互利用,さらに今後の調査研究の国際協力体制などが議題として取り上げられました。具体的なテーマとして、北太平洋地域の地震・火山活動の現況、次に同地域の地震・火山観測体制、活断層研究及び地殻変動による地震火山観測体制、北太平洋地域における国際共同研究について報告があり、最後に今後に向けての総合討論がなされました。当研究所からも「北海道における活断層研究」、「北海道における火山活動監視及び研究」などの報告をしました。
 12日はワークショップに引き続き、有珠山の現地見学会が開催されました。外国からの参加者とともに総勢30名で札幌管区気象台の見学後、バスで有珠山へ移動し、当研究所の廣瀬研究員による解説のもと洞爺湖ビジターセンターや金比羅山火口、西山火口散策路を歩いて2000年有珠山噴火の痕を見学しました。

 

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